カリフルニア州バイセイリア市(ロサンゼルスから北に300キロ離れた場所にある人口13万人の小さな街)に在住のDale Ball氏は、最近、1921年に印刷されたShotwell社製の珍しい野球カードを購入した。
ボール氏は少年時代からずっと野球カードを収集しており、今回も息子のお土産用に旅先の野球カード店でこのカードを購入したのであった。
1. どこで超高額野球カードを発見したのか?
野球カードは米国にたくさんの収集家が存在し、年間取引額が540億円と言われている巨大産業である。(ソース:https://www.sportscollectorsdaily.com/)
そして、住民が数百万人規模の大都市から数千人単位の村まで、国内の至る街に野球カードショップなるものが存在しており、そこで日々取引が行われているのである。
その様な中Ball氏は、旅先で訪問したネバダ州スパークスにあるコレクターショップで問題の希少性の高いベーブ・ルールの野球カードを手に入れたのである。
スパークスは人口10万人に満たない大変小さな街で、カジノで有名なネバダ州リノの衛星都市である。
今回、超お宝カードを発見したBall氏は、コレクターショップのオーナーと以下の様なやりとりをしたそうな。
・・・かくして、問題のベーブ・ルースの野球カードはBall氏のものになったのであった。
2. ベーブ・ルースの野球カードの価値は?
ベーブ・ルースの野球カードを土産にスパークスから戻ったBall氏はこれの真贋および価値を確認することに。
そして、バイセリア市に最も近い大きな街、フレズノ市(カリフォルニア北西部にある人口50万人の街)にあるBases Loaded Collectibles(野球カード専門取扱業者)の Chris Gooboian氏 にこのカードの価値を依頼した。
Gooboian氏いわく、
(話を聞いただけの感想)「もし、このカードが本物だとしたら、間違いなくBall氏は本当に高く売り出すことができるでしょう。」
(カードの写真を見た後で)「ワオ。 これは本当に素晴らしいカードですね。状態も本当に素晴らしいですし。この時代のベーブ・ルースの野球カードで、鑑定書付きのものなら2から3万ドルはするでしょうね」
「しかしそれは、同時期のE121というAmerican Caramel社製のカードの値段なので・・・。Shotwell社製のカードだといくらになりそうか・・・ちょっと想像がつきません。みんなが欲しいカードですから・・・。 もしこのカードに鑑定書がつけば・・・、デール氏の人生が変わるくらいお金持ちになれるでしょうね・・・。」
・・・とのこと。 果たしてこの野球カードはいったいいくらで売れるのであろうか?
3. このベーブ・ルース野球カードの想定価格
通常野球カードはベケット社 (the Beckett Company = the Baseballmagazineの出版社で、真贋確認や野球カード取引ガイドを発行するなどしてスポーツカードの価格を市場でも管理している)によって価格が定められている。
例えば、イチローのルーキーイヤーの新品同様の状態にあるカード一枚は以下・・・という様に決められているのである。
意外にも安いと思われるだろうが、イチローは最近の選手で流通枚数が多いので現時点ではこの価格なのである。 あと50年もすれば爆上げするかも知れないが・・・。
しかしながら、このカードは鑑定書がついておらず、the Beckett社も把握していない幻のカードなのである。
したがって、まずはBeckett社による真贋確認と鑑定書をつける作業をした上でオークションに出し市場が価格を決めるのである。 そう、毎年お正月恒例の寿司ざんまい喜与村の社長によって価格が異様に釣り上げられるまぐろ市場の様に。
このカードに関する問い合わせが殺到したBall氏は以下の様に回答した。
「私はこのカードを購入することができて非常に幸運です。 そして、このカードを販売してくれたお店の主人にも大変感謝しています。 売れたら、その収益の一部を売主にも正価で還元する予定です。 私と私の家族の経済状態や未来もこのカードの売上額により大幅に左右されることでしょう。 なるだけ高く売りたいものですので・・・。 オークションの価格は2million(2百万ドル、約2.2億円/2019年2月19日現在)からスタートしたい・・・・と考えています。」
はたしてこの幻のベーブ・ルースの野球カードは2million以上の価格になるのであろうか? 見ものです。
4. 超高額ベーブ・ルースの野球カードについて
ちなみにこちらがDale Ball氏が購入したBabe Ruthの超希少性の高いベースボールカードのイメージ。
裏側にはこのカードを印刷した会社の情報、「The Shotwell Mfg. Co.」と書かれている。この会社は過去にシカゴとニューヨークに存在したお菓子屋さんである。ポップコーンやお菓子の販促グッズとしてこのベーブルースのベースボールカードがおまけになっていたのである。
日本ではカルビーのプロ野球カード・・・という感じでポテトチップのカルビーがプロ野球カードをポテトチップのおまけ(販促グッズ)として印刷しているのだが、米国でもプロ野球カードはそもそもは販促グッズとしてスタートしたのである。
5. まとめ
誰もが知っている野球界のレジェンド、ベーブ・ルースの野球カード、そしてそれが市場に流通したことが無い希少性の高いカードである・・・ということから米国内でも大騒ぎになるニュースとなっております。
果たしていくらの値段がつくのか? 楽しみですよね?
Ball氏の経済状態も大幅に改善されることを切に祈っております。
広大な土地を持ち物品が日本の様に徹底管理されていない米国の様な国だとまだまだ、こういった幻のカードが眠っていることも十分に考えられます。
あなたも米国に旅行される際には、野球ガードショップをのぞいて見てはいかがでしょうか?