新ウクライナ大統領の俳優ゼレンスキー氏の経歴、政策、財産、Wiki

欧米とロシアの対立の最前線となってきたウクライナで、大統領選挙の決選投票が日本時間の21日午後2時に始まり、新人で政治経験が無いタレント、ウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が、ポロシェンコ元大統領(53)を打ち破り、当選しました。

5年にわたって紛争が続くウクライナでは、ロシアとの関係が最大の争点で、ウクライナを支援してきた欧米でも選挙への関心が高まっています。

人気喜劇俳優が大統領選で圧勝 ウクライナ、政権交代へ

【キエフ共同】ウクライナで21日、大統領選の決選投票が行われ、中央選挙管理委員会によると、テレビドラマで大統領役を務めた人気コメディアンのウォロディミル・ゼレンスキー氏(41)が開票率39.35%で得票率73.27%と、現職のペトロ・ポロシェンコ大統領(53)の24.39%を大きく上回り、圧勝が確実になった。

ゼレンスキー氏は欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加盟方針を堅持しつつ、ロシアのプーチン大統領との交渉姿勢を示し、対ロシア強硬路線を貫いたポロシェンコ氏との違いを強調してきた。今後の外交路線が注目されている。

出展:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00000024-kyodonews-int

この記事では、ゼレンスキー氏の人物像、政策、これまでの経歴や気になる財産などをまとめてみましたのでどうぞ。

 

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1. ウォロディミル・ゼレンスキー氏の経歴

ウォロディミル・オレクサンドロウィチ・ゼレンスキー氏は1978年1月25日生まれクリヴィー・リフ市出身のユダヤ系ウクライナ人の元コメディアンです。

ウクライナ語及びロシア語を話します。

父親は人工頭脳学及びコンピューターハードウェア学の専門家でクリヴィー・リフ経済大学の教授のOleksandr Zelensky 氏。母の Rimma Zelenska さんはエンジニアでした。

小学校入学前は父親の仕事の関係でモンゴルのエルデネトに4年間生活していた経験があります。

ゼレンスキー氏はウクライナの首都、キエフ国立経済大学で法律を専攻していますが、その経験を生かした職務経歴はありません。

17歳の時、居住地の近くにあったお笑い同好会に入りそこで実力が磨かれると、ウクライナでも有名なお笑い集団 “Zaporizhia-Kryvyi Rih-Transit” から勧誘され、1997年の全国お笑い大会で優勝。

同年、 Kvartal 95 というお笑いチームを創設しています(Kvartal 95は後に「国民のしのべ」を製作する会社に成長しています。)。

1998 年から 2003年までは Kvartal 95 のメンバーとしてモスクワや旧ソビエト連邦の国々の都市をツアーしてまわり、2003年からはウクライナのテレビ局向けのドラマやショーの製作を開始。

そして、平凡な高校教師から大統領となり政治の腐敗と戦った人物を演じている2015年にスタートしたテレビドラマ「国民のしもべ」(”国民の公僕”とも言います。)で人気を博し有名になりました。

2018年12月に大統領に出馬することを表明すると、瞬く間に支持を集め、一位での当選が予測されていました。

ウクライナ大統領選では国民のしもべ党(この党派は、ゼレンスキー氏の人気ドラマ「国民のしもべ」の制作会社Kvartal 95によりたちあげられた)で出馬し勝利をおさめています。

(実際にドラマの中でも30代の高校歴史のさえない教師がウクライナ政府の政策に反論する動画をネットで流し、それが支持を得て、彼を最終的には大統領までに出世しています。)

 

2014年夏、ゼレンスキー氏はウクライナ文化省のロシア人アーティストや彼らの作品の展示・活動を国内で禁止する政策を実施することに対して真っ向から反対する活動に取り組んでいます。

一方でゼレンスキー氏の意向に反して2015年からウクライナ政府はロシアからのアーティストや作品の流入を違法にし、2018年にはゼレンスキー氏が主演を務めていた映画「Big City 2」の国内での放映を禁止しています。

また、ウクライナのメディアはゼレンスキー氏が100万hrynjas(ウクライナの通貨、約400万円)をウクライナの軍隊に寄付したことに反発したロシア人の芸術家や政治家は彼の作品の上演をロシア国内でボイコットする運動で騒動になったたことを報じています(しかし、これは後ほど誤解でウクライナ政府のロシアの芸術を締め出す政策に反対していたことが説明されています)。

 

また、ゼリンスキー氏の作品のほとんどはロシア語で製作されていて、母国語のウクライナ語でのものは2018年になるまで製作されておらず、それくらいロシアとの友好関係を大切にしていることから、個人の意向・好みがロシアとウクライナの国交にどれくらい影響を受けることになるのか・・・も注目されています。

2.ウォロディミル・ゼレンスキー氏の家族と財産

ゼレンスキー氏は2003年にオリナ・キヤショコさんと結婚し子供が二人います(ちなみに彼らは同じ小学校を卒業していますが、当時は面識がありませんでした。)。

娘オレクサンドラさんは2004年の7月生まれでゼレンスキーさんの2014年製作の映画「8 New Dates」で主人公の娘「サシャ」を演じています。

そして2016年に子供版のお笑い大会に出場し50,000 hyrvnjas(約20万円)の賞金を獲得しています。

また、二人目の子は息子でCyrilさんと言い、2013年の1月に生まれています。

 

氏の財産については妻のオレナさんと共有しているものが多数あり、仔細については以下をご参照ください。↓

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3. ゼレンスキー氏が大統領になるまで

ゼレンスキー氏所属の党派「国民のしもべ」は2018年3月、同じ番組名のヒットドラマを基に立ち上げられています。

2019年の3月のインタビューでは、「彼が出馬することで政治の腐敗を無くし、国民の利益がでる政策を実行することで再度政治家が信用される様にしたい」と述べています。

そして、2018年の12月には既に下馬評で大統領選の人気一位を獲得していました。そしてこれまではテレビで人気と知名度の確立に成功していましたが、主にSNSとYoutubeを用いて政策を訴えて選挙活動を行って来られました。

従来の選挙活動とは異なることから、メディアから注目されていましたが、それに対し「従来のやり方ではこれまでの政治家と一緒で政治家が信頼を回復するには新しい選挙活動を行わなければならない」と訴えることで物議を醸し出すこともありました。

4月21日の開票結果では、前の大統領ポロシェンコ氏の獲得票が25%だったのに対して73%の票を獲得し大勝利を納めています。

ポーランドの大統領Andrzej Duda氏がゼレンスキー氏の投票を1番に祝福したということですから、周囲の国も選挙の動向を注目していたのですね。

フランスの大統領マカロン氏と米国の大統領トランプ氏も同日電話で祝福しています。

4. ゼレンスキー氏の政治的スタンス

ゼレンスキー氏はユーロマイダン(2013年11月から欧州連合協定調印棚上げなどに対してウクライナ・キエフ野党や市民が当時のウクライナ大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ氏に抗議していた運動)を支持しウクライナ内戦ではウクライナ政府軍を支援する立場を取ってきました。

大統領選では、ウクライナがEUとNATOのメンバー諸国となることを公約に掲げていました(但し、独自で判断し実行するのでは無く選挙で民衆の総意を得た上でメンバーになるとのこと)。

また、選挙活動の中では「強く、影響力のある、ロシアの姉妹国、ウクライナの実現」も公約に掲げていました。

これまでは個人の意見が政策にあまり反映されないのがウクライナの実情でしたが、「個人の意見の尊重と民主化」も政策の一貫で掲げています。

また、低賃金で労働環境が悪化していた軍隊にたいしても「NATO基準での給与支払い実現」を公約にあげています。

経済活動の活性化(大企業の法人税を一律に5%する制度の導入で国外からの投資額の増加を促すこと、税金恩赦「こちらも民衆の総意確認の上で実施」)と司法の公正化も実現に向けて尽力するとも2018年12月のインタビューで答えています。

医療大麻、中絶、売春、ギャンブルの国内での合法化を支持、一方で銃器売買の合法化には反対の立場をとっています。

そして、親ロシア派としての立場を推進。

反共産主義でウクライナの民主化実現に精力を注ぐとのこと。

 

5. ネットの声

 

日本では(理由はわかりませんが)あまりこのことを好意的に思っていない意見が目立ちました。

6. まとめ

政治活動では未経験ですが、コメディアンとして活動をしていた時から政策的な意見や活動が目立っていた方ですね。

ロシアやウクライナではあまり好意的に思われていないユダヤ人である氏が選挙に当選したことは、民衆が人種をあまり気にしなくなったということと、これまでの政策に大変な不満を持っているために、変化が欲しいという意向が反映されていますね。

ウクライナがどう変わっていくか?国際的にどんな影響がでてくるか?楽しみです。

 

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