AFP通信によりますと、映画ボヘミアン・ラプソディで主人公のフレディ・マーキュリーを演じてアカデミー賞を受賞したラミ・マレック氏が最新作のジェームス・ボンド-007映画(タイトル未定)の敵役として出演することが発表されました。
「007」最新作、アカデミー賞俳優R・マレックが出演へ
【4月25日 AFP】人気スパイ映画「007」シリーズの最新作に、主演のダニエル・クレイグ(Daniel Craig)に加え、アカデミー賞(Academy Awards)受賞俳優のラミ・マレック(Rami Malek)が出演する。キャリー・フクナガ(Cary Fukunaga)監督が25日、発表した。
英ロックバンド「クイーン(Queen)」の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)』で、ボーカルの故フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)を演じてオスカーを獲得したマレックはビデオメッセージで、「ボンドに楽はさせてやらないということを、皆さんに約束します」と語っている。
同作には英俳優のレイフ・ファインズ(Ralph Fiennes)や、仏女優のレア・セドゥ(Lea Seydoux)らも出演するという。(c)AFP
出展:https://www.afpbb.com/articles/-/3222627?cx_part=latest
なぜアメリカ人のラミ・マレック氏がイギリスのスパイ映画の敵役として選ばれたのでしょうか? 他にも気になる最新作の007映画についてまとめてみました。
どうぞ。
1. ラミ・マレック氏のプロフィール
ラミ・マレック(Rami Malek: 本名: Rami Said Malek)は 1981年5月12日生まれロサンゼルス出身のアラブ系の俳優です。
独特な風貌を生かしたオリエンタルな役を任されることが多く、
- 『24 -TWENTY FOUR-』第8シーズンでは、エジプト系の自爆テロ犯マルコス・アル=ザカール(Marcos Al-Zacar)役
- 『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』では、エジプト族のヴァンパイア、ベンヤミン役、そして、
- 『ボヘミアン・ラプソディ』ではボーカルのフレディ・マーキュリー役(フレディ・マーキュリーはインド系イギリス人です)
・・・で出演を果たしています。
そしてその演技力でゴールデングローブ賞2年連続ノミネート、第68回エミー賞主演男優賞を受賞、第91回アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞・・・と数々の賞を総なめにしているいま乗りに乗りまくりの超実力派俳優なのです。
下の動画では簡単にRemiのお父様、お母様、双子の兄弟、そしてガールフレンドをご覧になれますのでよろしければどうぞ。
Instagramでは、007の映画キャストに選ばれたことに関して喜びの声を発表しています。
2. 今回の映画の見所
ボンド映画のプロデューサーとして有名なバーバラ・ブロッコリさん(ショーン・コネリーの007を製作したアルバート・R・ブロッコリさんの娘)、マイケル・G・ウィルソンさんと映画監督のジョージ・フクナガ氏(日系三世)がさきほどジャマイカにて、007最新映画の製作及びラミ・マレック氏の出演について発表しました。
ちなみにジャマイカは007シリーズ最初のドクター・ノー(主演・ショーン・コネリー)とリブ・アンド・レット・ダイ(2代目ジェームス・ボンドのロジャー・モアの初めての007映画)が撮影された場所で、最新作もこちらで主に撮影されるとのこと。
そして、ノルウェー、イタリアと英国のロンドンでも撮影される予定です。
ジェームス・ボンド役のダニエル・クレイグ氏以外には、M役でラルフ・フィエンス(レイフ・ファインズ)氏、ミス・マネーペニー役でナオミ・ハリスさん、参謀長官役でロリー・キニア氏、ボンドを支えるQの役でベン・ウィショー氏、探偵のフェリックス・ライター役でジェフリー・ライト氏がこれまで通りの役を演じることが発表されています。
今回初めて参加するのが、キューバ人の女優Ana De Armasさん。
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また、Dali Benssalahさん、 David Dencikさん、 ラシャナ・リンチさんとBilly Magnussenさんも新たに演じることが発表されています。
そして、007映画24作目のSpectreではボンド・ガールのマドレーヌ・スワン役を演じたレア・セデューさんも再度出演することが発表されているのですが、ボンド・ガールが立て続けで2つの映画に出演するのは極めて異例ですのでこれはストーリー展開が見ものですね。
映画ではボンドがジャマイカで休暇中に事件に巻き込まれる様子が描写される予定となっております。
また、映画は 2020年の4月に上演される予定です。
3. なぜラミ・マレック氏が敵役として選ばれたのか?
覚えていらっしゃいますか? SkyfallでJavier Bardemが演じた悪役のRaoul Silvaを?
そしてSpectreでChristoph Waltzが演じた悪役Blofeldを?
・・・なんか彼ら、怖いのですね。 007の映画ってコメディでドタバタ調のシナリオ進行をするのですが、これらの悪役があまりにも怖い悪役を演じてしまって不評だったのです。
で、今回キャリー・フクナガ氏が初めて007映画の監督となることで、悪役の特徴を少し変えてみよう・・・ということになったのでした。
ラミ・マレック氏がMr.Robotというテレビドラマで演じたハッカーの演技を見てフクナガ氏がマレック氏を今回悪役にすることを決めた・・・ということなのです。
これを見ると、焦って落ち着きのないどこか抜けている感じの犯罪者って感じですよね?
実際にいそうな悪人という感じがしませんか?
今から彼がどんな悪役としてダニエル・クレイグのジェームス・ボンドと対峙するのか楽しみですね?
4. ネットの声
007新作、悪役は『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレックに決定! #ボヘミアンラプソディ #ラミマレック #BOND25 https://t.co/YwMhiWUl4m
— シネマトゥデイ (@cinematoday) 2019年4月25日
【期待】『007』新作、悪役は『ボヘミアン・ラプソディ』ラミ・マレックに決定!https://t.co/u03W0T3Kbx
マレックは「ボンドに楽はさせない」とコメント。ダニエル・クレイグを「不気味だね」と怖がらせていた。 pic.twitter.com/l029GmYRCK
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年4月25日
映画『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じ、アカデミー主演男優賞を受賞したラミ・マレックが大人気シリーズ『007』の最新作『#BOND25』に出演決定👏👏pic.twitter.com/tYIg4GH7ta
— クイーン日本レーベル公式 (@queen40jp) 2019年4月25日
悪役にはアカデミー俳優のラミ・マレック、ボンドガールはアナ・デ・アルマス…
イアン・フレミングが愛したジャマイカが舞台に!
タナーも続投しCIAのフィリックス・ライターも再び登場!
誘拐された科学者の捜索、その背後に潜む陰謀…
クラシックな007になる予感!
期待が高まる!
#BOND25 pic.twitter.com/UKSVFXLc0Q— SHOTA (@thx_shota) 2019年4月25日
5. まとめ
個人的にはキューバ人の女優Ana De Armasさんがとても綺麗ですので、彼女の出演が楽しみなのですが、ラミ・マレック氏の悪役も楽しみです。
来年の今頃には映画館で見ることができるのでしょうか?
日本はイギリス・アメリカより遅れて発表されることがままありますが、今からリリースされるのがとても楽しみな映画です。
演技力の高いマレック氏ですので、説得力の高い悪役としてスクリーン上であばれてくれることでしょうね。