ソフトバンクが昨年の大リーグでドラフト1巡目指名投手と契約したことが米国の新聞記者ケン・ローゼンタール氏によって発表されました。
ソフトバンクが昨年米ドラフト1巡目19歳投手獲得
ソフトバンクが昨年のMLBドラフトで1巡目(全体8位)指名を受けた米国の大物有望株カーター・スチュワート投手(19)を獲得したと、ジ・アスレチックのケン・ローゼンタール記者が21日、自身のツイッターで伝えた。
スチュワートは156キロの速球を持つ身長198センチの右腕。フロリダ州の高校を卒業した昨年、ブレーブスから1巡目指名を受けた注目の有望株だが、身体検査で懸念が出たことから、契約合意に至らなかった。現在はイースタン・フロリダ州短大に在学しており、今年6月のドラフトで再び指名を受けることが確実視されていた。ベースボール・アメリカのドラフト候補ランキングでは38位だったという。大物ドラフト候補の日本球界入り決断は、米国でも衝撃のニュースとなった。
果たしてどんな選手なのでしょうか? どうしてソフトバンクが契約できたのでしょうか? まとめてみました。
1. ケン・ローゼンタール記者の情報
Twitterを使って以下の様に発信しています。
RHP Carter Stewart, who attended Eastern Florida State College after failing to sign with the #Braves as the No. 8 overall pick in last year’s draft, is in agreement on a contract with the Fukuoka SoftBank Hawks of the Japanese Pacific League, sources tell The Athletic.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2019年5月21日
「右投げのカーター・スチュアート投手(昨年度アトランタ・ブレーブスにドラフト全体で8位で指名されたが契約が合意できず現在は東フロリダ州立短期大学に在学中)と日本のパ・リーグのソフトバンク・ホークスと契約合意」
The #Braves did not sign Stewart, 19, after concerns arose after last year’s draft about an asymptomatic wrist issue. By attending junior college, he became eligible to re-enter the draft this year, and Baseball America had ranked him No. 38 among its top 500 draft prospects.
— Ken Rosenthal (@Ken_Rosenthal) 2019年5月21日
「ブレーブスは昨年度
・・・とのこと。
昨年より順位が落ちてしまっている様な気がしますが・・・どうなんでしょうか?
2. カーター・スチュアート選手のプロフィール
カーター・スチュアート選手は1999年11月2日生まれのフロリダ州出身の右投げ右打ちのピッチャーです。
身長198cm、体重91キロと大柄です。
フロリダ州のオーランド国際空港の近くにあるEau Gallieという町で育ちました。
Eau Gallie 高校に通い、2017年の3年生の時に 11勝2敗 で 0.81ERA、104の三振を記録 。
2018年の4年生(アメリカの高校は4年生)の時には, ゲーターレード・フロリダ州の最優秀選手として表彰され、 6勝2敗 で 0.91 ERA 、 128の三振記録を残しました。
当初ミシシッピー州立大学に行く予定にしていましたが、大リーグのドラフトにかかることが判明したので契約に備えることに。
2018年の大リーグのドラフトで全体8位でアトランタ・ブレーブスに指名されましたが、肘の怪我を予測していたブレーブス側が契約ボーナスの額を大リーグ側が定めている金額よりも低く設定した為、契約合意に至りませんでした。
そして、2018-19年は翌年度の大リーグのドラフト指名に備える為に東フロリダ州立短期大学に在学していました。
ここでスチュワート選手とブレーブスが契約合意に至らなかったことが書かれた記事から抜粋した情報をご紹介します。
Stewart was seeking approximately $4.5 million, which was slightly under his $4,980,700 slot value. The Braves’ offer was supposedly closer to the $2 million range.
If the Braves’ offer was at least 40 percent ($1.992 million) of the slot value, they will be compensated with the ninth overall pick in the 2019 Draft.出展:https://www.mlb.com/news/braves-unable-to-agree-with-carter-stewart-c284523030
スチュワート選手は約5億円の契約金を望んでいたのですが、ブレーブスが用意したのが約2億2千万だったことが判明しています。
・・・この記事から推測するに、ソフトバンクはこれ以上のお金を払って契約していると思われます。
また、契約内容を見ていないのであくまでも推測ですが、アメリカの学校は夏休みが長いです。
で、その間、体を動かしていないとなまってしまうので、日本のプロ野球と契約を1年結んで、プロ野球で投げながら体調を整えて、そして稼いで、次年度の大リーグでのドラフトに備えよう・・・としているかもしれないな・・・と何となく想像してしまいます。
2. カーター・スチュアートのピッチング
高校時代のピッチングとドラフト時の評価
ドラフト当日の様子です。
ブレーキングボールと言われる大きく下に落ちるカーブと1分間に3,000回転という超人離れした球を投げることから高評価を受けています(メジャーリーガーのトップ投手でもせいぜい2,500から2,800くらいなのでとてつもない才能の持ち主です。)。
ただ、このドラフトの時にも肘の怪我について解説者が指摘していますので怪我の程度が心配されますね。
あと、カーブボールの握りを見せていましたが、変わった握りをしているな・・・と野球ファンのブログ管理人は思いました。
大学時代
これで見る限り肘に問題無さそうですね。
3. ネットの声
ソフトバンク、昨年のMLBドラフト全体8位指名のカーター・スチュアートと契約か https://t.co/f42wStUXBQ pic.twitter.com/bi0icjEgyT
— プロ野球速報 (@MeigenSports7) 2019年5月21日
去年アトランタ・ブレーブスが1巡目(全体8位)で指名したけど契約合意に至らなかったピッチャーのカーター・スチュアートとソフトバンクが契約したというニュースです
— 二条(-_•) (@NiJoe0616) 2019年5月21日
ソフトバンク、スチュアート獲得したのマジかよw
— ケンタイガース🐯 (@830kenta4) 2019年5月21日
カーター・スチュアートがソフトバンク入りかよ…
— みにとまと (@mntmtM) 2019年5月21日
4. まとめ
いずれにせよ、バリバリの大リーグで活躍できる様なピッチャーが日本に来てくれるのは嬉しいですね。
私も久しぶりにプロ野球を見てみたくなりました。
これで一層ソフトバンクが強くなりますね。