米国モンタナ州のグレイシャー国立公園で27日雪崩が発生しサイクリスト13人が立ち往生したというニュースが入ってまいりました。
【映像】サイクリスト13人が立ち往生 米のグレイシャー国立公園で
ウエスト・グレイシャー、モンタナ州、5月29日(AP)― 米北西部モンタナ州のグレイシャー国立公園で5月27日、土砂崩れと雪崩のため2カ所で道路が寸断され、13人のサイクリストが8時間近く立ち往生した。サイクリストは全員無事だった。
ロッキー山脈の真ん中にあり、モンタナ州からカナダまで続く広大な自然保護区域の同国立公園で、ハイカーやサイクリストに人気の「ゴーイング・トゥ・ザ・サン・ロード」のヘアピンカーブ「ザ・ループ」で27日早朝、土砂崩れが発生した。
公園管理事務所はハイカーとサイクリストの立ち入りを禁止。この土砂崩れのため、緊急車両も通行できなくなった。土砂崩れはサイクリストの1団がカーブを通過した後で発生したため、けが人などはいなかったという。
さらに、ザ・ループの先の「トリプル・アーチ」で発生した雪崩のため、行く手を阻まれたサイクリストは、土砂崩れと雪崩の間で立ち往生することになった。
土砂崩れ現場での岩石除去作業に8時間近く掛かったため、中にはかなり寒い思いをしたサイクリストもいたようだが、13人全員が無事に救助された。
同公園では、ハイカーやサイクリストが立ち往生する事故は決して珍しくはないという。出展:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00010000-aptsushinv-n_ame
現場の状態、雪崩の大きさ、被害は? 現場から入手した動画と一緒にまとめてみました。
1.グレーシャー国立公園とは
グレイシャー国立公園(Glacier National Park)は、アメリカ合衆国モンタナ州北部にあり1910年5月11日に国立公園として米国政府から認定されました。
福島県とほぼ殆ど同じ広さの4,101平方キロメートル(福島は約4,200㎢)で、そのほとんどが森林や湖などで死産豊かな公園です。
1,000種類以上の植物と数百種に及ぶ動物が生息し、人によって乱されていないこの巨大な生態系は、「大陸生態系の頂点(Crown of the Continent Ecosystem)」と称されています。
公園はカナダ・ブリティッシュコロンビア州およびアルバータ州と国境を接し、カナダ側のウォータートン・レイク国立公園とも接しています。
1976年にユネスコの生物圏保護区に、1995年に世界遺産(自然遺産)にも登録されています。
ちなみにGlacierとは氷河という意味でして、公園内には万年雪と氷河で常時覆われ人が足を踏み入れたことがない地帯もあります。
2. 衝撃雪崩の映像
雪崩が地響きとともに落ちていき道をあっという間に塞ぐ様子が良くおわかりいただけます。
3.ネットの声
【映像】サイクリスト13人が立ち往生 米のグレイシャー国立公園で(AP通信) https://t.co/QK25C8eXYF
— 伸び猫 (@requioblue) 2019年5月29日
事故にならなくて良かった
【映像】サイクリスト13人が立ち往生 米のグレイシャー国立公園で(AP通信) – Yahoo!ニュース https://t.co/KVXLAstksN
— mazzo (@mazzo01) 2019年5月29日
4. まとめ
現場は好天に恵まれサイクリング日和だったそうですが、気温の上昇にともない、雪・氷が溶けてこの様に雪崩になったのでしょうね。
自然の脅威ですね。
けが人が出なくて本当に良かったですね。
日本でもそうですが山岳地帯はこの様に地崩れや雪崩に備えてサイクリングやハイキングに備えた方が良いということが良くわかりました。