インドのマジシャン水中脱出マジック失敗の原因、理由

事故現場は？　チャンチャル・ラヒリ氏ってどんなマジシャンなの？失敗したマジックとは？　　気になることを調べました。

1. チャンチャル・ラヒリ氏が溺没した現場

チャンチャル・ラヒリ氏は、度々檻や防弾ガラスに閉じ込められた状態で水中からの脱出マジックを実演しておられますが、これらはすべてインドに流れるガンジス川の支流フーグリー川(ガンガと呼ばれることもあります)、そしてそこにかかるハウラー橋の近くで実施されてきました。

今回もハウラー橋の近くでクレーンによって川の中に吊り降ろされたものの中々浮かび上がってこないラヒリ氏を救助隊が捜索していたのでした。

当時、川の流れはゆったりとしていて、泳げる状態にある人ならば溺れることは無い様でしたが、水量は少なくないので身体が自由で無ければ溺れても不思議では無いとのこと。

2. チャンチャル・ラヒリ氏の人物像と過去のマジック

チャンチャル・ラヒリ氏は自らをJadugar Mandrake(Jadugarがヒンズー語でマジシャン、Mandrakeがマンドレイクという植物でしばしば魔術や錬金術を元にした物語に引き抜くと悲鳴をあげる植物/又Mandrakeという日本で言えば引田天功の様な有名なマジシャンが西洋にいますのでそれに例えたもの)と呼んでいることもあり、マジックに情熱を捧げた人生を送ってこられました。

例えば、次の動画、支柱が腕の部分を通って彼の体をささえているマジックですが、この種明かしを知らない人はビックリ仰天すること間違い無いでしょう。

そしてこの様なトリックを観客に見つけられ、中には彼のことを詐欺師呼ばわりする人もいて揉めたこともあった様です。

しかし、彼のこれまでの取り組みは、全て顧客を喜ばすことが趣旨であって、彼のマジックの能力やパフォーマンスを誇示することが目的では無かったということで多くのファンがいた様です。

そんなチャンチャル・ラヒリ氏が今回失敗した水中脱出のマジックとは？

3. チャンチャル・ラヒリ氏が失敗した脱出マジック

チャンチャル・ラヒリ氏が今回挑戦しようとした脱出マジックは以下２つの動画で紹介されています1.Straightjacket Escapeというものと2.Water Torture Escapeという脱出マジックを組み合わせたものです。

1. Straightjacket escape

2. Water Torture Escape

どちらもご覧いただくと良くおわかり頂けると思いますが、アシスタントがマジシャンを拘束している枷やジャケットを視聴者に見えない様に緩めています。

これらから今回ラヒリ氏が失敗して溺れてしまったと考えられる理由は2点

1. アシスタントがラヒリ氏を縛っている鎖を緩める作業を怠ったので縛られた状態から抜け出せなかった
2. 鎖を緩める作業はされていたがラヒリ氏が脱出するのに時間がかかり過ぎて窒息し生き絶えることとなった

・・・のいずれかでしょう。

いずれにせよ縛られた状態から抜け出せなかったことが彼をこの様な事故に遭遇させてしまったのでしょう。

大変お気の毒です。

4.ネットの声

【動画】 水中脱出に挑戦したマジシャン、川の中で行方不明になり当局が必死に捜索 ＝ インド#マジシャン #水中脱出 #adugarMandrake #チャンチャル・ラヒリ #ChanchalLahirihttps://t.co/qxCaGzKKf2

— 銃とバッジは置いていけ (@oiteike) 2019年6月17日

タネに何か不備でもあったんすかね

インドで16日、ロープと鋼鉄の鎖で手足を縛ってクレーンで川につり下ろされ水中からの脱出マジックに挑戦したマジシャン、ジャドゥガル・マンドレークの芸名で知られるチャンチャル・ラヒリさんが行方不明になり当局が懸命に捜索している。https://t.co/AiFTPSxDG0

— kazuy1929 はに丸 (@kazuy1929) 2019年6月17日

5. まとめ

大昔1代目引田天功というマジシャンが事故に遭遇してお亡くなりになられた事件を思い出しました。

こういう悲しい事故が繰り返されない様に、マジシャンの方は十分な準備をなさっておられることでしょうけれども、準備万端な状態でマジックショーを実演していただきたい・・・そう切に思いました。