米国の女性作家ジーン・キャロルさんが23年前に性的暴行をトランプ大統領から受けたと米国のメディアに告白してニュースになっています。
【ワシントン共同】米ニューヨークの女性作家ジーン・キャロルさん(75)が21日、トランプ米大統領から23年前に性的暴行を受けたと米誌ニューヨークやワシントン・ポスト紙で告白した。トランプ氏は18日に来年の大統領選への再選出馬を正式表明したばかり。新たな女性スキャンダルは選挙戦に痛手となる可能性がある。
トランプ氏はホワイトハウスを通じて声明を出し「人生の中でこの人物に会ったことはない」と完全否定。キャロルさんの主張は証拠がないなどとして「偽ニュース」と切り捨てた。政権交代を狙う民主党がキャロルさんと関わっている情報があれば「知らせてほしい」と訴えた。
出展:https://news.livedoor.com/article/detail/16661035/
ジーン・キャロルさんとはどんな人物で、本当にトランプ氏は会ったことが無いのでしょうか?確認してみました。
1. ジーン・キャロルさんのプロフィール
ジーン・キャロルさんは本名がエリザベス・ジーン・キャロル(Elizabeth Jean Carroll)と言う1943年12月12日生まれ(現在75歳)のアメリカ人のジャーナリスト兼コラムニストです。
出展:https://en.wikipedia.org/wiki/E._Jean_Carroll
米国ミシガン州のユダヤ人の家庭に生まれました。
1964年にインディアナ州立大学在学中にMiss Cheerleader USAを受賞した美貌と才能の持ち主であります。
1980年代にはその美貌を活かして、人気クイズ番組のCard Sharksで女性ディーラーとしてテレビに出演していました。
1993年からは、女性向けファッション雑誌Elleでコラムの連載を開始し、米国ではトップ5に入るコラムとして大変な評価を受けています。
彼女のコラムは男性に媚びない女性の生き方を指南するもので、女性の社会進出が活発になっていた時代のトレンドにマッチし多くの読者から共感を得ることに成功しています。
1994年から96年までは米国の3大ネットワークのNBCのケーブル専用チャンネルでキャロル氏をホストにしたショーが放映され人気に。
また、米国の人気コメディーショーのサタデーナイトライブにも脚本家として参加し、1985年にはエミー賞の受賞候補に選定されています。
米国の人気雑誌、Esquire、アウトサイド、プレイボーイ誌にも連載をしていたことがあり、女性だけでは無く多くの男性ファンもいます。
そんな彼女ですが、昨日6月21日にドナルド・トランプ氏から、1995年の秋か1996年の春にニューヨークにあるBergdorf Goodman Storeにて、性的暴行を受けたと告白するエッセーを発表しています。
その中で彼女は、男性に恐怖心を持つようになり、以来PTSDで男性と関係を持つのが不可能になったとも主張しています。
ちなみに、そのエッセーはキャロル氏が今年7月2日に販売する”What Do We Need Men For? A Modest Proposal”に含まれています。
ホワイトハウスはキャロル氏の告白を否定しております。
2. インタビューに応えるキャロルさん
米国の3大ネットワークのNBCのケーブルチャンネルでトランプ大統領の性的暴行に関してインタビューに応えるキャロルさん。
しっかりとした受け答えですので嘘をついているとは思えませんが・・・。
3. ネットの声
「トランプ大統領が”この人に会ったことが無い”と言った時、私は被害者とトランプ氏両方が写っている写真が提示されると思っていた。彼の嘘は簡単にわかる。」
「私は彼女を信じます。トランプ氏は性犯罪者で病的なうそつきだ」
「コートを調べなさい!なぜ彼がこういったことで罪を逃れられると思うのか?」
4. まとめ
トランプ大統領は若い頃から性豪で、年を取ってからも性的なスキャンダルにまつわるお話を聞きますので、彼女が本当のことを言っているかも知れません。
一方で、選挙前のタイミングでこの様にトランプ氏を大統領の座から引きずりおろそうとするライバル候補がいることも間違いありませんので、これがその為にでっちあげられた可能性もあります。
20年以上前の出来事を今告白するのもおかしな話ですし、春か秋だった・・・と主張しているのも変です。
どういう顛末になるのか興味深いですが、おそらくこれがトランプ氏の大統領選にとって致命傷をあたえるスキャンダルにはならないのではないか・・・とブログ管理人は想像しております。