NY1を訴えた美人アナウンサー5人が話題になっています。
ニューヨーク有名テレビ局を「女子アナ」5人が訴えた─性別と年齢で不当な扱い
「私たちは過小評価されている」
テレビやラジオに欠かせない存在となっている女性アナウンサー。
日本では、テレビ局などに入局してニュースや情報を聞き取りやすく伝える発声などの訓練を受け、のちにフリーランスになっていく人たちも多い。日本の「女子アナ」はバラエティ番組などでも活躍しているが、こうした状況はジャーナリズムの本場であるアメリカとは随分違う。
アメリカでは女性アナウンサーは「女性アンカー」と呼ばれる。ほとんどは地方局や地方の新聞社などでジャーナリズムの訓練を受けながら下積みを経験し、実績を残したり、実力を付けてから大都市のテレビ局のアンカーになったり、全国ネット局で活躍するようになる。
そんな実力重視と見られてきたアメリカの女性アンカーの世界だが、どうも、これまで言われてきたような「実力」だけの世界ではないようだ。いま女性アンカーの「性別」と「年齢」にまつわる騒動が話題になっている。
米紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は、「ニューヨークのテレビ局『NY1』に属する5人の著名な女性アンカーたちが6月19日に同局を訴えた。彼女たちは、同局の経営陣が若くて経験の乏しい女性の同僚アンカーたちに活躍の場を与えていることで、過小評価されてのけ者にされていると訴えている」と報じている。
出展:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190623-00000003-courrier-n_ame
彼女たちは性差別と年齢差別という2つの理由でアナウンサーとしてメディア露出の機会を失っているので昔の様に仕事ができる様にして欲しいとNY1の親会社Charter Communicationsを訴えています。
そんな彼女たちはどんな人物なのでしょうか?興味深いので調べてみました。
1.NY1とは
NY1(ニュー・ヨーク・ワン)は、米国のニューヨークにある地域のニュース、交通情報、気象情報の放送に特化した番組を24時間放映するケーブルテレビ局です。
CNNの親会社タイム・ワーナー・グループ(その親会社がCharter Communications)が所有し運営しています。
TOKYO MXと姉妹局の関係にあり、TOKYO MX NEWS内でNY1のニュースを放送するコーナーがあることで日本国内では知られています。
ニュースキャスターがビデオを片手に現場に飛び、その場で実況放映するという独特の仕組みを用いており、ここで鍛え上げられたOB・OGがCNNでも活躍しています。
2.訴えをおこしている美人アンカー5名のプロフィール
訴えをおこしている美人アンカー5名とは?
出展:https://www.cbsnews.com/news/five-new-york-anchorwomen-suing-major-cable-company-for-age-and-gender-discrimination/
左から、
(1)アマンダ・フェアナッチー(
さん出展:twitter
出展:linkedin
アマンダ・フェアナッチーさんはニューヨークの富裕層が住むStaten Islandを拠点とした報道をNY1で担当されています。
小室圭氏と同じフォーダム大学でジャーナリズムを専攻し卒業。20年近くの報道経歴があり、エミー賞(アメリカのテレビ番組での活躍に対して毎年表彰される権威ある賞)に3度、ベスト・アンカーウーマンとしてノミネートされたことがある実力派です。
このグループのなかでは40歳で最も若いです。
出展:Twitter
ビビアン・リーさんはカナダ出身のアナウンサーで、2002年にアメリカの3大ネットワークNBCのWNBCニューヨークにて6年間の現場記者の経験を積んでからNY1でニュース記者、アナウンサー、ショーの司会者を経験しています。
彼女もエミー賞にノミネートされた経験があり、実力派です。
カナダの名門大学カールトン大学出身。
ローマ・トレさんは30以上の報道関係で受賞実績があり、2019年と1991年にエミー賞を受賞したことがある女性アナウンサーで、1993年にはニューヨーク・マガジンから最優秀アナウンサー賞を受賞しています。
2003年には報道のペギー賞を受賞。
National Association of Women Artistsと言う権威の高い米国最古のメディアに携わる女性の組合の役員も務めておられます。
大腸ガンを患った経験を持ち、早期発見と治療、受診の大切さを訴えてもいるスポークスパーソンでもあります。
出展:https://www.ny1.com/nyc/all-boroughs/on-air/2017/09/26/jeanine-ramirez
ブルックリン出身の1996年からニュース番組で記者、アナウンサー、レポーターを経験している実力派。
2016年製作のアメリカの映画、ゴースト・バスターにもレポーター役で出演しています。
彼女も名門フォーダム大学出身です。
NYにある私立の名門ホフストラ大学出身。
25年のNY1でのアナウンサー・現場記者としての経験があります。
祖先がアイルランド人で米国内で最も影響力があるアイルランド系アメリカ人女性トップ50に選ばれています。
アメリカ同時多発テロ事件の6回に渡る特集番組を製作し、その年の全米の最優秀ニュース番組に次点で表彰されています。
3. ネットの声
I’m very proud to stand with my great friend, Roma Torre, and her peers. Women have always deserved better, and it’s time we moved forward on this. Great women cannot be held back.
Five NY1 Anchorwomen Sue Cable Channel for Age and Gender Discrimination https://t.co/yZTNxPiYWP
— Natalie Siemaszko (@NannyJean63) 2019年6月22日
I’m proud to stand with my great friend, Roma Torre, and her peers. Great women cannot be held back. https://t.co/dcQekOUJwg
— Natalie Siemaszko (@NannyJean63) 2019年6月21日
Five female anchors at NY1 allege in a suit station owner Charter Communications “cast them aside in favor of younger women and men.” The suit also alleges the oldest plaintiff, Roma Torre, was “dramatically underpaid” compared with her male counterparts… pic.twitter.com/oeNGvk8eAc
— The Master’s Conference™ (@MastersConf) 2019年6月20日
4. まとめ
性差別・年齢差別・・・日本でもありますが、決して許されるものではありません。
訴えが実態を反映したものであれば(恐らく実態なのでしょう)、由々しき問題ですね。
今後の裁判の同行を見守っていきたいと思います。