元プロボクシング世界王者のパーネル・ウィテカー選手が交通事故に遭って亡くなったとニュースになっています。
元4階級王者ウィテカー氏事故死 神業ディフェンス「マツコ&有吉」でも話題に
ロサンゼルス五輪ボクシングライト級金メダリストでプロボクシング元世界4階級制覇王者のパーネル・ウィテカー氏が14日(日本時間15日)、昇天したことが明らかになった。USAトゥデイなど複数米メディアが報じ、WBC(世界ボクシング評議会)も公式ツイッターで追悼した。享年55。
米国バージニア州バージニアビーチ警察の発表によると、14日午後10時頃に交差点で乗用車が歩行者男性をはね、その場で昇天したことを確認。警察は後にその男性がウィテカー氏であると認識した。
出展:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190716-00000066-dal-fight
現場の様子、ウィテカー選手の現役時代などまとめました。
1. パーネル・ウィテカー選手のプロフィール
パーネル・ウィテカー選手は(英:Pernell Whitaker )1964年1月2日生まれ、1984年から2001年まではプロボクサーの選手で以降はトレーナーとして活躍していました。
- IBF世界ライト級王座
- IBF世界スーパーライト級王座
- WBC世界ウェルター級王座
- WBA世界スーパーウェルター級王座
・・・と4つの階級で世界王者になっています。
1989年には全米ボクシング記者協会とリング・マガジンにより最優秀ボクサーとして表彰されています。
1993から1997年には同じくリング・マガジンによって最強現役ボクサーとして認定されており、ライトウェイト級で最も長く王座を防衛した選手としても記録されています。
攻撃よりも守備で評価された選手でした。
アマチュア時代は1982年に世界大会で銀メダル、パン・アメリカン大会と1984年のロサンゼルスオリンピック(金メダル)にも出場しています。
2002年にはリング・マガジンによって過去80年の100人のトップ・ボクサーの中で10位にランク付けしています。
2006年には国際ボクシング殿堂入りを資格を取って初年度で果たしています。
ウィテカー選手の特徴は、左利きのパンチでカウンターパンチ能力が異常に高かったことです。
ハードパンチや瞬時に相手を圧倒するタイプの選手ではありませんでしたが、守りが堅くコンスタントに相手に攻撃するも致命的なダメージを受けず、そのスタミナで相手を圧倒するという戦い方でした。
ウィテカー選手は若い頃家族や兄弟に”ピート”と呼ばれていましたが、やがて試合で勝ち続ける様になると”スィート・ピート”と呼ばれる様になりました。
しかしこれがニュース記者によって”(お花の)スイートピー”と聞き間違えられて、新聞に印刷されてからはスイートピーと言うあだなが定着してしまったというエピソードがあります。
1985年にロベンダ・アンソニーさんと結婚し4人の子供をもうけましたが、離婚しています。
また、結婚前にも娘を別の女性ともうけていますので5児の父親でした。
引退後は金銭面や違法薬品使用の疑いなどでトラブルに巻き込まれることもありましたが、その度に難局を切り抜け、その生き様もファンに愛されていたボクサーです。
↓パーネル・ウィテカー選手の現役時代がよくわかる映像です。
2.パーネル・ウィテカー氏事故発生現場
パーネル・ウィテカー選手は米バージニア州のバージニア・ビーチにあるベーカー・ロードとノース・ハンプトン・ブルバードの交差点を横断中に自動車にはねられました。
現場の様子が映った現地のニュース映像です。
靴がまだ転がっているのが痛々しいですね。
3. ネットの声
パーネル・ウィテカー、パンチを避けることに関しては史上最高のボクサーだったと思う。その彼が交通事故で亡くなるとは。 https://t.co/bAVszWj5GR
— 酔いどれケンタロー (@Kentaro_Drunker) 2019年7月15日
パーネル・ウィテカーが昨夜、交通事故で亡くなったとのこと。まだ55歳でした。 https://t.co/bsZyR6qkUO
— daisuke sugiura 杉浦大介 (@daisukesugiura) 2019年7月15日
パーネル・ウィテカーが55年の生涯に幕を閉じました。
車に轢かれたとのことで…残念です。1984年ロサンゼルス五輪金メダル
プロでは4階級を制覇し、チャベス、デラホーヤ、トリニダードらと対戦。
稀代のディフェンスマスター。Rest in eternal Peace.
Pernell “Sweet Pea” Whitaker.— 来月来(みげーる) (@nomad_boxing) 2019年7月15日
Hiのファイトスタイルはナジーム・ハメドとパーネル・ウィテカーと変則スタイルの2人をミックスした感じですね。 pic.twitter.com/gfOTF7oQPV
— GTA世界ボクシング通信 (@HBO_GTA_Boxing) 2019年7月13日
4. まとめ
偉大なボクサーがまた一人不慮の事故で亡くなり悲しい気持ちになりました。
久しぶりに彼の現役時代の映像を見て、彼の試合展開が多くの人に勇気を与えていたのを思い出しました。
合掌。