人気ヒップ・ホップ・スターのバスタ・ライムスがニューヨークからロンドンに向けて飛び立つブリティッシュ航空の飛行機内で収納棚を巡り別の乗客と口論になり到着後ロンドン警察がエスコートして飛行機から降りなければならなくなったということで話題になっています。
バスタ・ライムス(47)が、飛行機内の収納棚を巡って乗客の1人と口論になり機内から連れ出されたそうだ。本名トレヴァー・ジョージ・スミスJr.ことライムスは、ニューヨークのJFK空港からロンドンのヒースロー空港へと旅立つブリティッシュ・エアウェイズの機内で、自身の収納スペースに別の乗客のバッグが置かれていたとして激高したという。
7月29日、ライムスは5つのカバンと共にぎりぎりに搭乗するや、「俺のロッカーに荷物を入れているのは誰だ?」と怒りはじめ、目撃した乗客ら曰く、興奮して攻撃的で無礼な態度をとっていたようで、荷物を入れていたロンドン在住の女性に汚い言葉を浴びせかけたそうだ。
その場に居合わせた匿名の乗客がメール・オンラインにこう説明している。
「バスタは機内に到着して、女性が自分の収納棚に荷物を入れているのを見ていました。そして振り向きざま、誰の荷物なのかと問いただしたのです」
「そのイギリス人女性は立ち上がり、自分のものですと言ったところ、バスタは怒鳴りたて、怨嗟に満ち、自分の棚を使った理由について問い詰めていました」
「女性が涙ぐみはじめたところ、その夫が割って入り、自分の妻にそこまで横柄になる必要があるのか、妻は喜んで荷物を移動するつもりだと話していました」
また機長が問題が収まったかの確認も含め、直々にそのファーストクラスのキャビンに出向いたという。
さらに乗客のリクエストにより、ヒースロー空港に到着後、警察の調査もあったそうで、ロンドン警察の広報が、「何人かの乗客らを巻き込んだ口論に関して、ヒースローの警察職員らがアメリカからの旅客機の航空会社からの要請で事情聴取をしました」「7月30日火曜日午前6時52分、その飛行機が(ヒースローに)到着するや、職員が機内に乗り込み、乗客らと話しをしました。怪我はなく違反もありません」と発表した。
一方、ブリティッシュエアウェイズの広報は、こう話している。「我々の客室乗務員と機長が関係したお客様全員に再確認を致しました」「乗客の方々は機内から出る選択も与えられていましたし、旅客機は乗客全員が合意となるまで離陸はしませんでした」
当のライムスは、公演を予定しているギリシャのミコノス島に到着していることをインスタグラムで報告している。(BANG Media International/デイリースポーツ)
出展:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190803-00000056-dal-ent
どうしてバスタ・ライムス氏は口論をしなければならなかったのでしょうか? 現地のメディア情報をまとめてみました。
1. バスタ・ライムス氏のプロフィール
バスタ・ライムス氏は(英:Busta Rhymes) 本名をトレバー・タヒム・スミス・ジュニア (英:Trevor Tahiem Smith, Jr.)と言い、1972年5月20日生まれ。
米国 ニューヨークのブルックリンにあるイースト・フラットブッシュ出身のジャマイカ系ラッパーです。
11歳の頃から見様見真似でラップを始め、16歳の頃に地元の仲間達とラップ・グループのリーダーズ・オブ・ザ・ニュースクール (L.O.N.S) を結成しています。
その頃、パブリック・エナミーのチャックDが審査員を務めるテレビ番組に出演し、ボム・スクワッドのエリック・サドラー氏に才能を見出され、一緒にツアーを回り始めています。
グループのデビューアルバム『フューチャー・ウィズ・アウト・ア・パスト』はBillboardで128位を記録し、1993年にはセカンドアルバム 『T.I.M.E.(ザ・インナ・マインズ・アイ)』をリリースし同66位を記録。
しかし、この頃になると群を抜いてパフォーマンスに優れたバスタ・ライムス氏に人気が集中し他のメンバーが嫉妬することでグループが成立しなくなってしまいました。
結果、1994年に、L.O.N.Sは解散しています。
その後は、勢力的にソロ活動を続け、様々なアーティストとのコラボレーション活動を続けることで人脈を広げることで、大成功をおさめています。
1996年2月にリリースしたデビューシングル『ウーハー!! ゴット・ユー・オール・イン・チェック』 では、US、UKチャートでトップ10入りし、5月には デビューアルバム『ザ・カミング』 をリリースし、こちらは全米チャートで6位に入ることで人気は不動のものになっています。
その後も立て続けに2枚アルバムをリリースし、トップ10入りさせ通算400万枚以上売り上げています。
そしてその頃から映画やテレビの出演でタレントとしての活動が目立つ様になっています。
2000年代に入ってからは売り上げが伸び悩み、ボディーガードでもある親友が命を落とす事件など浮き沈みを経験しています。
そんなバスタ氏、トレードマークだったドレッドヘアから丸坊主に変えたり、レコーディングレーベルを変えたりして心機一転をはかりますが、『ザ・ビッグ・バン』のリリースでは自身最高記録の全米チャート1位を獲得し見事に復活を遂げています。
その後も数々の浮き沈みを経験されていますが、現在はライブ活動を精力的におこない、アルバム作成にも意欲的に取り組まれています。
騒動後のギリシャ・ミコノス島で自撮りするバスタ・ライムス氏
2.収納棚をめぐっての騒動
ニューヨークのJFK国際空港からロンドンのヒースロー空港に向かう英国航空112便に乗り込んだバスタ・ライムス氏は自身の座席の上の収納棚に他の人の荷物がおさめられているのを確認します。
そこには座席番号2Eにライムス氏より早く乗り込んでいた女性客が自身の座席の上に収納スペースが無かったことから最寄りの収納棚ということで荷物をいれていたのでした。
手荷物がたくさんあったライムス氏は、荷物を自分の座席に入れたかった為、叫び始めます。
そして、その様子を見ていた荷物の持ち主の女性につめかかって「早く荷物を出せ!」と叫ぶ様に言ったそうです。
女性につめよるバスタ・ライムス氏
出展:https://www.dailymail.co.uk/news/article-7306141/Busted-Rhymes-rapper-Busta-hauled-BA-flight-police-lands-London.html
結局、彼女の旦那さんと周囲にいたお客さん、そして英国航空のスタッフが仲裁に入りこと無きを得る様になるのですが、この騒動のせいで、出発時間が30分ほど遅れたそうです。
ロンドン行きの座席におさまるバスタ・ライムス氏
大柄ですから窮屈そうに見えますね。
出展:https://www.dailymail.co.uk/news/article-7306141/Busted-Rhymes-rapper-Busta-hauled-BA-flight-police-lands-London.html
3.ネットの声
Busta Rhymes、JFK空港/NY→Heathrow空港/Londonの飛行機で自分の席の荷物棚に荷物を入れていた女性を強く叱責し泣かせる。”強く言わなくても”と介入した女性の夫に対し、Bustaは”Let’s go homeboy(やんのかこら)”と言ったという。怪我人などはなく逮捕もなかった。https://t.co/fMTn77QOue
— HipHop News (@HotHipHopNews2) August 1, 2019
シャフトに出てくるBusta Rhymesも好き😆 #ゴジレプ
— ココミミママ🤰 (@wreplistener) August 1, 2019
Busta Rhymes Responds to Being Escorted Off British Airways pic.twitter.com/PWWlCUTbLd
— RENE JOHNSON (@HEARDDAWORD) August 2, 2019
Busta Rhymes reportedly gets into heated debate with a passenger over bag space on British Airways flight https://t.co/xjo1gnck8C
— Sophia Bella Montegiani (@montegiani) August 2, 2019
What Busta Rhymes Thinks About Being Called Out for Bad Behavior in British Airways First Class https://t.co/nFevLUFe4D via @garyleff pic.twitter.com/WhIOphMK9C
— BoardingArea (@BoardingArea) August 1, 2019
4.まとめ
自分がいれようとしていた収納棚に他の人の荷物が入っていたら腹が立つ気持ちは良くわかります。
一方で、だからと言って、人と口論してはよくありません。
動画で見る限り穏やかに話し合いをしていた様に見えないこともないですが、こんな大男のアフリカ系の人物から喧嘩口調で向かって来られたら、恐怖を感じたことでしょう。
いずれにせよ、口論程度で終わってよかったと思います。
↓口論の様子はこちらからご覧いただけます。