ケニアのヘルズゲートで鉄砲水が発生し、観光客ら二人が犠牲に、五人が行方不明になりました。
ケニア・ヘルズゲート国立公園で鉄砲水、観光客ら2人犠牲5人不明
ケニアのヘルズ ゲート国立公園（2012年6月16日撮影、資料写真）。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP＝時事】ケニアのヘルズゲート国立公園（Hell’s 。G当て National Park）で1日、観光客6人とガイド1人が鉄砲水に流され、2人が犠牲、5人が行方不明となっている。観光客のうち1人は外国人だという。ケニア野生生物公社（KWS）がツイッター（Twitter）で発表した。 【写真】密猟者を追い詰めるケニア国立公園の犬部隊 ヘルズゲート国立公園は、2003年公開の映画『トゥームレイダー2（Tomb Raider: The Cradle of Life）』のロケ地として知られる。鉄砲水の被害者はグループツアーで現地を訪れており、参加者のうち2人が逃げて公園当局に通報した。 KWSによると、現地では救助隊が夜を徹して捜索活動を行い、首都ナイロビから救助ヘリも向かっているという。ただ、匿名で取材に応じた警官は、生存者2人の証言に基づき、行方不明者は「亡くなったと思われる」と述べた。 鉄砲水が発生した峡谷は、豪雨のため一般客の立ち入りが一時制限されていたという。 1984年設立のヘルズゲート国立公園はナイロビの北西約100キロ、ナイバシャ湖（Lake Naivasha）のすぐ南にあり、その景観は米ディズニー（Disney）の映画『ライオンキング（The Lion King）』の制作でも参考にされた。公園内には3つの地熱発電所もある。【翻訳編集】 AFPBB News出展：https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190902-00000010-jij_afp-int
いったいどうしてその様なことがおこったのでしょう？ まとめてみました。
1.ヘルズゲート国立公園とは
ヘルズゲート国立公園はケニアの首都ナイロビから北北西約90キロの場所にある公園です。
ヘルズゲートとは、日本語に直訳すると地獄の門という意味合いですが、川の流れにより侵食されてできあがった険しい渓谷が象徴され、景観の素晴らしさと野生動物の生態を確認することができることで有名な公園です。
探検家のフィッシャー氏とトムソン氏に1883年に発見され、名付けられました。
天気が良い時には以下の動画の様にトレッキングを楽しむことができます。
海抜1,900メートルの高さにあり、オリカリアにホブレーズという二つの死火山のふもとに存在するこの地の地面は、火山による噴火物が堆積してできあがったもので、ケニアでは入浴する習慣がないものの、公園内には温泉があり訪問者の疲れを癒してくれます。
1984年に国立公園化したこの場所は、 68.25 平方 kmで、山手線の内側総面積よりも広く八丈島とほぼ同じ広さがあります。
ライオン、レパード、チーターといった希少動物を観察することができるこの地では、103種類の鳥類にバッファロー、シマウマ、ガゼル野生動物の宝庫でもあります。
また、この国立公園は、首都のナイロビから近いため、観光客にも人気で、ハイキングやサイクリングやキャンプを楽しむことが可能で多くの人々が年中を通して訪問しているスポットでもあります。
2.ヘルズゲート国立公園鉄砲水の様子
ヘルズゲート国立公園はその地形の形状から大雨が降れば鉄砲水が形成し易い場所にあります。
その為、度々鉄砲水で観光客が犠牲になる事故が発生しています。
ここでは2012年に発生した鉄砲水の様子を動画で入手しましたのでご紹介いたします。
この様に普段トレッキングが楽しめる様な地形でも雨が降ると砂利と一緒に水が渓谷沿いに流されてきてしまいます。
こちらの動画では土砂降りの時の様子がわかります。
雨が降ると、瞬時でこの様になってしまいますので訪問する際には注意が必要なのです。
3.ネットの声
地獄門(ヘルズゲート)
— みずきえる (@mizukiel) September 2, 2019
ヘルズゲート
— りーち✈️ (@reach_wing) August 25, 2019
ヘルズゲート
— 依 (@yori_0x0) August 27, 2019
Kenya: Six missing after Hell’s Gate flash floods tragedy – Daily Nation https://t.co/DL7DBSuFBX
ケニア：ヘルズゲート国立公園の鉄砲水で、観光客とガイドの6人が行方不明。— Sub-Saharan Mining (@sndwky) September 1, 2019
4. まとめ
犠牲になった方々にお悔やみを申し上げます。
海外旅行で、この様に観光ガイドについていって、事故に巻き込まれてしまうことも少なくありません(日本でも0ではありませんが)。
こういった悲しい事故を知る度に、過剰なまでに自身で身を守る癖をつけておくことが大切であることを痛感します(今回の様な場合、最初からツアーに参加しないという選択肢を取ることができた筈です。恐らく雨が降っていて地盤が緩んでいたはずですから)。
安全な環境にある日常に感謝することと危険から我が身を守ることの大切さを注意歓喜することでこの記事のまとめとさせていただきます。
