アメリカの小学校で自作のテネシー大学フットボールチームの応援Tシャツを作って着ていた少年がいじめられていたのがネットで話題になっていましたが、テネシー大学の粋な計らいに全米が感動しています。
テネシー大学のマーチングバンド、いじめられた少年ファンのTシャツ着る
(CNN) 米テネシー大学のアメリカンフットボールチームを応援しようとTシャツを自作した少年が同級生にからかわれソーシャルメディアで話題となった件で、同大のマーチングバンドはこのほど、アメフトの試合応援の際にこの少年がデザインしたTシャツを着る粋な計らいを見せた。
マーチングバンド「プライド・オブ・ザ・サウスランド」は14日のテネシー大学「ボランティアーズ」と同大チャタヌーガ校「モカシンズ」の試合で、伝統的なユニホームの下に少年のTシャツを着て応援。試合は45対0でチャタヌーガ校に勝利した。
フロリダ州に住む小学4年生のこの少年は、好きな大学の色を周囲に誇示して応援する「カレッジ・カラーズ・デー」の日に、オレンジ色のTシャツに手書きのテネシー大学のロゴを描いた紙をピンで留めたものを着て学校に登校した。ところが同級生にデザインをからかわれる憂き目に遭い、担任の教師によればうちひしがれていたという。
担任がこの様子をフェイスブックに投稿したところ、ボランティアーズのファンの間で反響を呼び急速に拡散。ついには同大が少年のTシャツを公式デザインとして採用する運びとなった。
担任は13日、ボランティアーズに謝意を示し、この経験から自身の生徒らが非常に有意義な教訓を得ることができたと言及。「思いやりについて活発な議論をして、生徒が思いやりを持った行動を始める様子を目の当たりにし本当に感激している」と述べた。
同大によると、Tシャツは既に5万枚以上の事前注文が入る人気ぶりで、販売による利益は全ていじめ防止団体に寄付される予定だという。
テネシー大学は先週、この少年に対し2028年の名誉入学と4年間の奨学金を約束した。
出展:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190917-35142756-cnn-int
1.テネシー大学とは
テネシー大学は全米でもトップクラスの大学で、10万人以上の観客を収容することができるフットボールスタジアムは全米で3番目の大きさを誇り、ボランティアーズに入って試合をすることが多くのアメリカ人の少年の憧れであります。
そして、テネシー大学のマーチングバンド「プライド・オブ・ザ・サウスランド」はアメリカでもとても有名で由緒正しいみんなが憧れるマーチングバンドなのです。
幼い少年が憧れて、テネシー大学のカラー(オレンジ色と黒)を使ってTシャツを自作しても不思議でありません。
そんな少年が作ったTシャツが以下の様な画像のもの。
We do it because we’re Vols too, and very proud to be your Official Campus Store here on Rocky Top. We were shown again the Volunteer spirit is an unstoppable force. With that same passion and energy we’ll continue to bear the torch to give light to others. https://t.co/ISrLtLK1Ru
— VolShop (@UTVolShop) September 14, 2019
・・・やはり少年が作っただけあって品質はイマイチですね・・・。
しかし、このTシャツを着ていじめられて打ちひしがれていた少年の様子をSNSで報じた担任教師にテネシー大学側が反応し、Tシャツを量産しマーチングバンドでも着ることになったのであります。
Thank you Chancellor @DondePlowman for providing the shirts for the Pride today! Proud to support a young Vol fan and a great cause! Go Vols! #antibullying pic.twitter.com/2LuPgT2mde
— UT Bands (@potsband) September 14, 2019
壮観なながめですね。
That’s our beloved Pride of the Southland Marching Band, to you.@potsband https://t.co/L0i8GIutKd
— VolShop (@UTVolShop) September 14, 2019
量産中のTシャツ
Vols, thank you for your patience as we respond to the overwhelming demand for the College Colors Day tee. Orders will be processed in the order they were received. We and the wonderful folks at @Thredsinc are working quickly to get your shirts to you!
📹: @madisenkeavy pic.twitter.com/5nobkOgk2q
— VolShop (@UTVolShop) September 16, 2019
2. ネットの反応
テネシー大学のマーチングバンド、いじめられた少年ファンのTシャツ着る https://t.co/Nh28m0VsN6
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) September 17, 2019
これは泣く💧!テネシー大学が大好きな小学校4年性。手書きで作ったTシャツが原因でいじめられた少年の話を聞いた大学の対応が素晴らしい。少年が描いたデザインを公式デザインとして採用しただけでなく、2028年にテネシー大学へ入学する場合4年間の奨学金を約束👏。pic.twitter.com/oX51kEMTZP
— Sangmin @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 13, 2019
いじめに対するテネシー大学の対応
大学のアメフトチームVolsの公式グッズを持ってない4年生の子供が自作して着てたところクラスでからかわれまくるも大学は担任教師からそれを知り大量のグッズをクラスに送った上、その子のデザインを公式に採用 pic.twitter.com/pcGz3y0cgW— あーつ (@blackflagcrz) September 10, 2019
なんか、かっこいい話☺️
「テネシー大学(UT)、手作りのTシャツが原因でいじめられた少年にUTグッズと2028年度の奨学生資格を贈る。更に少年の描いたUTの文字を公式デザインに採用しTシャツ5万枚を売り上げ、利益をいじめ防止団体に寄付。」 https://t.co/Y6IG5uNgzh— スマティ (@sumati8) September 13, 2019
テネシー大学のファンの小学4年生が、手書きしたロゴを貼り付けたTシャツが原因で笑われいじめられた事件。同大学がそのロゴを正式採用→Tシャツ製作販売→いじめ撲滅非営利団体に寄付・・・そして・・・University of Tennessee offers bullied 4th grader full scholarship https://t.co/yZk7dbjY01
— シアトル日本語情報サイト🇺🇸「ジャングルシティ」 (@junglecity) September 12, 2019
テネシー大学ファンの小学4年生が自作の大学Tシャツを着て登校したらいじめられた。それを知った大学がそのデザインのシャツを本当に販売したら、5万枚も売れた。そして今日、大学がこの小学生に大学への推薦入学と4年間の奨学金を申し出た。https://t.co/IUhwaoVfyE
— Motoi Katsumata (@motoi_katsumata) September 12, 2019
要約
小学校で「大学Tシャツ(大学カラー)」を着て登校しよう、というイベントがあったシャツを持っていない男の子が、テネシー大学のシャツを自分でデザインして登校
女の子数人にからかわれて泣きながら家に帰る
先生が少年がデザインしたシャツをSNSでシェア
大学がオフィシャルTシャツに追加 https://t.co/ClmjW3nBPw pic.twitter.com/IoqPx1z7ap
— Lauraと英会話 (@AmericanT_Laura) September 15, 2019
続)さらに、テネシー大学はそのいじめを受けた少年に、入学の条件を満たせば2028年秋入学から4年間の学費全額免除のスカラシップを提供すると発表!Tシャツもすでに16,000枚が売れ、全額がいじめ撲滅の非営利団体に寄付されているそう!いかにもアメリカらしい👏👏👏https://t.co/vMEgRPsbSi via @ABC
— シアトル日本語情報サイト🇺🇸「ジャングルシティ」 (@junglecity) September 12, 2019
3. まとめ
いじめに対してこの様な対応を取るのは勧善懲悪が大好きなアメリカらしい対応でこのニュースを知ってスカッとしました。
少年には頑張って勉強してぜひテネシー大学に入学して欲しいものです。